カムの技術

カムとは?

カムのメリットは無限大

自動機を動かす際、装置に動きを与えたり、方向を変えたりするカム
この世に誕生したのは紀元前とも言われており、
至極シンプルでありつつ普遍的、今も製造装置の根幹を担う機械要素です。

カムの特徴 01

運動特性の良いカムが
生産ラインを高速化

回転する軸に取り付けられ、回転させたり直動させたり、同じ運動をスムーズに繰り返し行うことが得意なカム。カムを装置に組み込むことで、自動機のスピーディーな動きが可能になります。半導体や電子、自動車関係など、高速で大量の部品を製造しなければならない生産ラインに、カムがよく用いられているのはそのせいです。

カムの特徴 02

部品が少ない構造が魅力
単純、だから丈夫である

カムの構造というのは、かなり単純なもの。部品点数が少ないということは、壊れるリスクも少ないということです。高速で長時間使った場合、故障が断然少ないのはコンピューター制御より、やはりカム。極論をいうと、もし停電したとしても手動ハンドルで動き続けることができます。丈夫で生産ラインをとめない、これもカムの特長です。

カムの特徴 03

軽く十年は真面目に動く
ほぼメンテナンスフリー

駆動源ひとつと、直接接触によってライン全体の動きをコントロールすることができるカム。カムを駆使した製造装置を納入したお客様から「この10年、メンテナンスなしで動いていますよ」というお声もいただくこと、珍しくありません。シンプルな設計図をきっちり組み立てることで、半永久的に動き続ける優れものなのです。

カムの特徴 04

オリジナルの装置を作るなら
カムの設計もオリジナルで

適材適所に合ったカムを配置できれば、多くのバリエーションを持った運動がスムーズに、半永久的に行える。思い通りの装置を作ることが可能になります。長期間、正確に動く装置をお届けするためには、カムのバリエーションが多いに越したことはない。それゆえ、弊社ではカム自体のパーツも製造・加工しています。